はいさい! 新虹(あらぬーじ)です。
今回のブログを担当させて頂きますSです。
プレリュードは音楽祭ということで、曲の紹介をさせていただきます。
前回紹介した(6月11日)の『いちゅび小節』に続いて、今回、紹介させて頂くのは『固み節(かたみぶし)』という曲です。
まずは歌詞をそのまま記載させて頂きますね。
※本来は4番まである曲なのですが、あらぬーじの演舞では1番と3番を使用します。
1番
『さてむめでたや 此(く)ぬ御代(みゆ) に
さぁ 祝いぬ 限りねらん(限りねさみ)
遊ぶ楽しむ エースリ
我んや 形見呉(く)いら 千才迄(ちとしまでぃ)ん』
3番
『無蔵(むずん)とぅ我んとぅや 元(むとぅ)ゆりぬ
さぁ 契りぬ 深さあたん(深さあむね)』
遊ぶ楽しむ エースリ
我んや 形見呉いら 千才迄ん』
なんとなくですが意味はわかるような気はしますでしょうか。現代語に近いかもしれませんね。
4番まで含めた曲の全体の意味を紹介します。
曲のコンセプトが伝わりやすいように少し順番も変えました。
『ああ、めでたい、なんとめでたい日だろうか。
祝っても祝っても限りがないほどだ。
あなたとわたしは前世からの深い契りで結ばれていたのだ。
あなたと一緒に年を重ねたい。
百年先までこの気持が変わりませんように。
あなたに私の形見をあげよう。
千年先まで私の気持ちが残るように』
…なんかすごいですよね(^_^;)
前世から始まって、現世、そして死後、1000年先まで
二人の絆が続きますようにと願った曲です。
そういえばこの歌詞の感じ、どこかで・・・?と思ったのですが、
沖縄を代表する工芸品に「ミンサー織り」というものがあります。
柄をみれば、「あれか!」と誰もが思う有名な柄です。
その柄の模様には「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く」という思いが込められているそうです。
また、auのCMで有名な『海の声』の歌詞にも「たとえ僕がおじいさんになっても、ここで歌ってる、君だけを想って」
というのもあります。
「ずっとあなたを愛しています」という気持ちを壮大な時間軸をもって、かつ率直に伝えるのが
沖縄の詩の特徴なのかもしれません。
もしそうなら『固み節』の歌詞は、まさにそれそのものです。
たった数行の文章で、過去と未来、時間の永遠さと自分の想いを伝えているのもすごいのですが、同時に、今、現在の、この瞬間しかない人生の喜びや、本人たちや、周りの人たちの笑顔とかが、
みずみずしさを伴って感じられたりもして、その歌詞の精妙さに驚いたりもします。
『固み節』には幸せしかない。
さて、幸せとめでたさ全開の『固み節』ですが、これが実は演者泣かせの曲というか、
初心者にとってはひとつの山場の演目でもあります。
一番と二番で異なる動き、日本舞踊的な動きや、平敷屋エイサー(古典エイサー)的なモチーフ、
渋くて決まればめちゃくちゃかっこいいんですが、外しやすく外したらめっちゃ目立ってしまう曲です。
とりあえず曲の入りは外さないようにしないと・・・前奏中にドキドキする曲です。
たぶんみんなドキドキしてると思う。
とりあえず最初の目標となる曲、『固み節』の紹介でした。
『固み節』の紹介は以上です。
…と、今度は自分の事を。少しだけ自分語り。
ブログを担当するのは去年に続いて2度目。つまり2年目。
1年続けられました。
このタイミングで、自分が入団したときの気持ちを振り返っています。
人前で踊ることとか、大きな声を出すとか、チームでなんかするとか…。
自分の人生にはかけ離れたことで、避けていた部分ではあったんだけど、
プレリュードで勇壮なエイサーの演舞を観たとき、なんというか、帰り道に
(今の自分に必要なこと、ほとんど入ってるから、勉強させてもらったほうがいい)
って気持ちになったんですよね。
1年続けて、「めっちゃ緊張するw」から、とりあえず踊れるようになって。身体もうごいてくれて。
一言で「成長した」とかいうととたんに陳腐になってしまうのだけれど。
語彙力のなさがくやしい。
受け取ったものが多すぎて、どう返していいのか途方にくれるほどだ。
エイサーだけじゃないんすよね。
本番で覚えたこと、教えてもらったことを出し惜しみしないとか、それができなかったら、せめて楽しんで踊る、
そういうことで返していけたらいいなぁ。
最後に、去年と同じ言葉になってしまいますが、
練習して踊りがうまくなっていくのは嬉しいです。
それで、もし幸運にも、それを観た人が楽しい気分にでもなってもらえたりしたら、
嬉しい気分にさせることができたとしたならば、それは最高に幸せなことなんだと思います。
でもそれって、新虹だけでなく、楽器でも歌でも、全部の団体に参加してる人に言えることですよね。
自分にもそういうものが手に入ったこと、それがとても嬉しかったりします。
長くなってしまいました! 最後まで読んで頂きありがとうございます。
それでは、6月30日(土) 中野ゼロで集まりましょう。